スペインもフランス、イタリアに劣らない歴史をもったワイン大国です。
スペインで最も輸出されているスパークリングワインは「カヴァ」と呼ばれる銘柄で、日本でも有名です。
フランスのシャンパーニュ地方でスパークリングワインの造り方を学んできたコドーニュ一族のホセ・ラベントス氏が、1872年にシャンパンと同じ伝統的製法でカヴァを造ったのが始まりだと言われています。
その後、1880年代にフィロキセラと呼ばれる害虫によってもともと植えられていた赤ワイン用の黒ブドウが壊滅したのをきっかけに、カヴァ用に白ブドウへと植え替えられます。
それを契機にカヴァは大きな発展を遂げるようになります。